NANTOKANARU

NANTOKANARU
 

チェコのクラシック・ギター奏者兼日本研究家であるイゴル・ プルシャによって2007年に結成されたチェコ・アメリカの オルタナティブロックバンドである。Nantokanaru はその個性 あふれるライブパフォーマンスで瞬く間にチェコで知られるよ うになった。バンドのメンバーはダーク色のスーツを身にまと い、各ライブにゴーゴーダンサーも参加させている。 Nantokanaru のデビューアルバム He Who Dances With Swans (2008)はチェコの音楽サイト Musicserver.cz によってそ の年の最優秀デビューアルバムとして最高の評価を得た。同年、 チェコ国内音楽コンクール Jack Daniels Music で第1位を獲得し、 ナシュビルへの音楽ツアーに招かれた。名プロデューサー Davide Barbe(Deerhunter、R.E.M.ほか)のスタジオで新曲を録 音した。2012年に5曲 EP である She Who Plays Shadows をリリースした直後、バンドは活動を一時停止した。イゴルが 「マスメディアにおけるスキャンダル」を研究テーマに、2度 目の博士号を習得すべく、東京大学へ移ったからだ。
 

そして、その10年後の今、Nantokanaru はいよいよ復帰する運びとな った。最新の題材、そして再編成したメンバーで。ギターの Igor Prusa と Derek Saxenmeyer は音楽と歌詞を担当し、ドラム は Michal Grepl、ベースは Vitek Kravacek、そしてメインシンガ ーとして Diego Zeta が登場する。バンドの新構成は習慣にとら われない取り組みをさらに振興し、その中で生のエモーション、音楽的な実験、そして日本の象徴とが組み合わされている。